おはようございます、ハタナカです。
いよいよ梅雨入りですね。
5月の決算が終わり、私は春先から取り組んでいる
相続税申告案件がいよいよ大詰めを迎えています。
この案件、調査してみると非常に特殊でして、税務調査
の対象になる可能性がすごく高いのです。
相続財産に目ぼしい不動産はありませんでした。
そのかわり・・・・預金口座、株式その他金融資産がなんと
140項目以上!!!
PC入力にえらい苦労しました(苦笑)
相続税の税務調査でいつも問題になるのは「名義預金」とよ
ばれるものです。
これは「預金名義が子供でも、通帳を管理していたのが親であれば、
それは親の財産とみなしますよ。」というものです。
この案件、愛する子供のために作ったと思われるそれらしき預金
が×億円もありました。
トータルの相続税額は○千万円・・・・
私は過去5年間の通帳の動きをさかのぼり、名義預金でないと主張できる
論拠を一生懸命探しました。
ここで皆さん、使用済みの預金通帳は決して廃棄しないでください。
過去の資金の動きがさっぱりわからなくなりますから。
金融機関に過去の取引履歴を問い合わせたものの、平成12年以前の内容
は教えてもらえませんでした(困)
不完全ながら当局へ説明できるロジックを用意できたところで、相続税を
再計算。どうにか1千万円ほど軽減することができました。
これで4ヵ月後越しの大仕事もひと段落つきそうです。
税理士報酬は納税額の10%にもなりません。
国はなんもせーへんのに気楽なこっちゃなぁ(笑)
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