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Archive for the ‘メールマガジンバックナンバー’ Category

事務所通信　平成22年9月16日

こんにちは、ハタナカです。

今回は交際費について少しお話いたします。

1.お客様の帳簿を確認いたしますと、「誰を接待したのか」
が分かりにくい交際費等の経費がよく目につきます。

　税務調査時に、飲食費用が頻繁に出ているようだと、抜き打ち
的に「いついつの交際費はどなたを接待されましたか？」と質問
されるかもしれません。

　誰を接待したかは領収書やレシートには載っていませんから、
記帳する人のためにも、ご自身のためにもなるべく接待先の名前を
領収書等にメモした上で経理に引き継いでおくのが無難です。

2.また、飲食費といっても交際費以外の科目で処理するケースもあります。

従業員の慰労目的　→　福利厚生費で処理します
アルコールなしのランチ程度で取引先と面会　→　会議費で処理します

3.最後に、会食での交際費のうち、1人あたりおおむね5,000円以内のものは
制限額の枠外になり全部経費で落とすことができます。ですから帳面にはな
るべく参加者の人数（参加者名があればなお良）を載せていただきたいです。

（費途不明の交際費等）
　法人税基本通達9－7－20　法人が交際費、機密費、接待費等の名義をもって
支出した金銭でその費途が明らかでないものは、損金の額に算入しない。

事務所通信　平成22年8月31日

　こんにちは、ハタナカです。

　今回は資料箋（しりょうせん）についてお話いたします。
　今年は当事務所のお客様では4件も送られてきました。

　資料箋とは、国税当局に提出する大口取引の報告書類です。
取引資料せんは提出をお願いした企業の取引を調べるものではなく、
取引資料せんを任意で提出した企業の「取引先」の調査に利用する
資料となります。

　ただ、毎年全ての納税者に作成依頼があるわけではなく、去年当
事務所では作成依頼が1件だけでした。

　資料箋はおおよそ源泉徴収票と同じサイズの紙束で、ここに
主要な取引先との仕入、外注費、修繕費などを1取引ごとに記入する
ことを要請されます。記載の期間は大体過去6ヶ月分です。
　取引先の連絡先、住所、その内容等、普通の会計情報よりずっと
細かい内容の記載欄も準備されているため、初めてこれをもらった納
税者は面食らってしまいます。なにせ面倒くさいですから。
　かといってほうっておくと税務署から電話がかかってきます。

　ただし、法的には資料箋の作成は「義務」ではなく「任意」ですから、
仕事をストップしてまでこれに協力することはありません。
　当方にご依頼いただいた場合は、いつもの会計仕訳から適当にリスト
化し、これを電子化してＣＤ-ＲＯＭで提出いたしますので、この書類
が到着したときはいちどご相談ください。

　

事務所通信　平成22年8月5日

おはようございます。ハタナカです。

今年の暑さは本当にこたえますね。

この夏は相続税申告案件があったため、田畑の実地調査と銀行残高
確認に外回りの機会が増えましたら夏バテしてしまいました・・・

こまめに休息をとるようにしましょう。

事務所のスタッフが資格試験、お子さんの夏休みの
対応でしばらくお休みとなります。
そのため先月末から前倒しで8月申告事務に励み、どうやら
目処がたってきました。

8/9（月）は私もお休みをいただきますが、お盆8/12～8/16は一応
対応可能です。スタッフが夏休みですので携帯電話へお電話ください。

7、8月は個人に関する納税（事業税、住民税、
消費税予定納税）があります。
忘れたころにやってくるいまいましい税金ですが
残高不足のないよう今一度確認をお願いします。

事務所通信　平成22年7月20日

　おはようございます。ハタナカです。

　先月からＮＨＫの朝ドラ「ゲゲゲの女房」に
すっかりはまっております。

　苦労の末の成功話というのは人の心を打つもので、
ストーリーは今週、斜陽産業の貸本漫画家である水木しげる
が雑誌編集者の理解を得て雑誌へのデビューを果たし、いよ
いよ長い貧困生活から転機を迎えたところです。

　私はとても好きです。こういうの。
　（税理士受験生時代昼飯が100円マックだった頃
　　が思いだされます）

　皆様もおそらく人生の中でひとつやふたつのピンチがあった
ことと思います。でもそんなときでも意外と楽しかったのでは？
それがあったからこそ人生が充実していたと思いませんか？

　傾斜や木やバンカーがあるからゴルフは面白いのです。

　まだご覧になっていない方はＢＳでごらんください。
　もうすぐ12時です。もう一度再放送を観ます。

事務所通信　平成22年6月10日

こんにちは、ハタナカです。

なかなか梅雨前線が到来しませんが、今月は
給与源泉所得税、労働保険の申告となにかと
面倒な事務が発生する６月です。

　弊社で処理させていただいているお客様に
おかれましては、源泉所得税納付書作成および
納税期限が7月12日になります。
　現在処理準備中でして、順次連絡させていた
だきます。給与台帳のご準備をお願い申し上げます。

　さて、先日平成22年度の税制改正で、法人関係の
研修を受けてまいりましたのでお知らせいたします。

　１人またはその親族だけで２社以上の会社を所有
（株主）されている場合適用される「グループ法人税制」
がそれです。

　グループ内法人の間で資産（商品は除く）を譲渡した
とき、帳簿上利益がでても法人税を繰り延べるというルール
です。損失がでてもなかったものとみなされます。

　一見合理的でありがたいルールに見えますが、次のケース
のような節税スキームはできなくなる点用心が必要です。

　Ａ社　赤字をかかえる資産保有の会社
　Ｂ社　新規事業が軌道に乗った黒字の会社
　Ａ社とＢ社は同一の株主だったとします。

　Ａ社がかかえる建物および製造設備（簿価5000万円）をＢ社
に8000万円で譲渡します（一応8000万円が時価として妥当という前提）。
　
　Ａ社に差し引き3000万円の利益がでるが過去の赤字と相殺され法人税
はゼロ。
　Ｂ社は8000万円で購入した資産をさらに減価償却の形で法人税の節税
に充てていきます。

　グループ税制はこの取引について利益がなかったように処理するわけ
ですので、5000万円の簿価のまま譲渡するのと同じ結果になってしまいます。
　
　
　このルールはＨ22.10.1より適用されます。

　長文になってしまったのでここまでとしますが、詳しくは以下のページに
詳しい解説がありますので、ご興味のある方はご確認ください。
　タビスランド
　http://www.tabisland.ne.jp/news/account.nsf/f2fd3e181bb2681a49256fe90016edfe/8901001d0e4700b2492576c500836713?OpenDocument
　ザイムパートナーズ税理士法人
　http://www.zaimupartners.jp/letter/letter2204.pdf
　

事務所通信　平成22年5月13日

はようございます。ハタナカです。

５月は税理士事務所にとって２，３月の次に繁忙期に
あたります。３月決算の法人さんが多いため、その申告
期限が今月になるからです。

　さらにＧＷで稼働できる日数が少ない事情も加わり、
スケジュールがタイトになります。

　そんな５月なのに、先日弊社の大切なお客様のところへ
アポなしで税務署がやってきたとの連絡を社長から受けました。

　常識として５月にアポなし税務調査はマナー違反です。
弊社では法人申告について税理士法３３条の２の書面添付
もきちんと行っていますのでルール違反でもあります。

　電話で怒鳴りつけ、社長宅に急行の上通り一遍の説明と
次回調査の打ち合わせをしてお引き取りいただきました。
（ルールについてはこちらに明快なブログあり
　http://www.matsubakaikei.com/column/tax070315.html
　）

　滅多にないことですが、もし私から連絡なしに突然
税務署職員が来ることがあったら決して中に入れないでください。

　もっとも捜査令状をもっている税務職員（マルサ）は無理
ですがそれはまた別の話。

　今年は前年より採用したスタッフさんの方々が実力を
発揮してくださり、去年よりはるかにスピーディに決算
処理のメドをたてることができました。ありがたいことです。
　

事務所通信　平成22年4月19日

こんにちは、ハタナカです。

　さて、当事務所では個人の確定申告業務をお受けするお客さま
につきましてはほぼ全て「振替納税」制度を利用させていただい
ております。

　振替納税の場合、平成21年分の所得税納税額が指定金融機関より
4/22（木）に、消費税は4/27（火）に国税庁より自動引落されます。

　先月郵送させていただいた確定申告書ファイルに電子申告受信通知
（メール詳細の紙）を綴じております。ここに「納める金額」の記載
がある方は同日引落がありますので、残高不足が生じないようご注意
ください。

　※確定申告を依頼したが、税額がいくらだったか記憶が定かでない
　　という方はこちらでお調べしますのでご連絡をお願いします。

　今月は寒い日が続きましたが皆様体調は大丈夫ですか？
　前回の続きですが、天候不順のため事務所前の桜が３週間ほど咲いて
くれました。
　せっかくなので先日事務所のスタッフ（の家族も含む）でお花見をし
ました。決して広くない部屋に、お子様を含む総勢12名の打上です。

　なんとも家族的、昭和的な雰囲気の親睦会でした。（家族対抗wii合戦
とか、ピアノライブとか）

　こういうのもいいものですから皆さんも一度お試しください。
　

事務所通信　平成22年3月31日

おはようございます。ハタナカです。

確定申告を乗り切った後しばらく静養しておりましたが、
今も少々風邪気味です。(・。・;

さて、今日は3月決算法人の決算日ですね。
現金、棚卸商品の残高のご確認をよろしくお願いします。

平成21年度改正は交際費（限度額引上）、税率引下といった
納税者有利のものが中心でしたが、22年度は所得税を中
心に負担増となるものもちらほら散見されます。
（今日現在法案の段階で法律としては未成立）

http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/zeiseian10/zeiseian10.pdf

ちなみに22年度改正の適用は4/1以後終了する決算から適用され
るのが一般的ですので念のため。

気づくともう桜の季節。窓の外の桜並木が大変きれいです。
今回の申告もやはりばたつきましたが、スタッフの協力により進歩
があったかな、と思います。新しいことにトライすると決まって想
定外の課題が生じますがあせらずひとつづつ解決していこうと思い
ます。

事務所通信　平成22年3月2日

おはようございます。ハタナカです。

　先月よりお預かりしていた確定申告の資料処理
がほぼ終了し、それぞれ下書きの完成または数件
の問い合わせ事項の回答待ちといったの段階とな
りました。

　このまま順調に処理が進みますと、3/5（金）には
第1回目の申告額のお知らせを配信できそうです。

　これから皆様の申告書のチェックに入りますので
もう少々お待ちください。

　今後ともよろしくお願い申し上げます。

事務所通信　平成22年1月26日

こんばんは。ハタナカです。

いやはや、法定調書の作成がヤマをこえたと思ったら
もう確定申告の季節です。

その前に償却資産申告書を作成しなければなりません。

この償却資産税、申告書が送られてくる場合とそうでない
場合があり、対応がまちまちになります。

すでに相当数の申告書をお預かりしておりますが、お客様
においてまだお手許にある場合には、恐れ入りますが開封
の上、署名欄にご捺印（三文判でOKです）いただき、当事
務所までご郵送いただきたくお願い申し上げます。

　昨日税理士会の定時総会があり、研修を受けてまいりま
した。

　平成21年分確定申告で一番神経を使うと思われる改正点
は「上場株の譲渡損と上場株の配当金の通算」です。

　前年まで配当所得と株式譲渡損失は別個に課税されるため、
ほぼ全てのお客様について配当所得は申告不要（申告しない）
をお勧めしておりましたが、今回は事情が変わります。

　とりあえず年間の配当金額がわかる資料（特定口座ですと
新たに年間配当金額の通知書が届くそうです）をご用意くだ
さい。

　少額配当の申告不要制度はまだ生きていますので、上場株
に譲渡損も繰越損失もなければ合算のメリットはありません。
前年同様とします。

　

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